女子教育のパイオニア
京都女子大学の歴史は、1899(明治32)年、仏教精神に則った女子教育のための小さな学校に始まります。その後、1920(大正9)年に京都女子高等専門学校を開校し、当時全国に10指にも満たなかった女子の最高学府として、女性初の衆議院議長となった土井たか子氏や作家の山崎豊子氏をはじめ、女性の社会進出に貢献する人材を輩出してきました。
第2次世界大戦後、女性に大学の門戸が開かれた後、1949(昭和24)年新制女子大学としてスタートしました。2000年には企業人としての女性人材養成を目指し、現代社会学部を開設、さらに2011年には女子大学としては初の法学部を設置しました。
京都女子大学は、100年余りにわたって女性人材の養成に携わり、女性の生きることを支え、女性が直面する多様な問題に真摯に向き合い、心を寄せてきた歴史があります。
関西の女子大学初のリカレント教育課程
現在、日本の高齢化率は30%に迫ろうとしています。少子化にも歯止めがかかっていません。総人口も2015年から減少局面に入りました。今後も高齢者の増加と、それを支える労働人口の減少は続きます。日本社会の縮減を突破する最良の解決策は、様々な状況に埋もれている女性人材のエンパワーメントです。女性が生産の場に参画することは、社会にとって重要であるばかりでなく、何よりも女性自身の人生を豊かにすることにつながる、と私たちは考えます。
京都女子大学は、人口減少という社会的背景と、さらに女性が自らの能力を活用して豊かな人生を送ることを支援するため、長年の女性教育の実績に立脚して関西の女子大学として初のリカレント教育課程を開設しました。開講から6年で300名以上が学び、新たな未来を拓いています。
京都女子大学リカレント教育課程の特徴
京都女子大学は100年余りにわたって、女性人材養成に携わり、女性の生きることを支えてきました。女性が直面する多様な問題に真摯に向き合い、心を寄せてきた女子大学だからこそ、創り上げることができるのが「京女のリカレント教育」です。
キャリアアップや再就職を希望する方々のニーズにお応えできるような教育内容を目指しています。スキルや知識の修得に加えて、一人一人に寄り添うきめ細やかなキャリアカウンセリングによって、自分らしい生き方を模索することをサポートします。
通学時には東山の麓、自然と歴史あふれる環境の中で、想いを共有する友人と、共に学び、語り合う時間を過ごしてみませんか。86万冊の蔵書を誇る最新の図書館、IT機器、そして熱意あふれる講師陣が皆さんをお待ちしています。